整形外科クリニック看護師バイト・初めてでも安心！確認しておくと良いこと
「単発バイト＋クリニック」の求人を見ていると「整形外科クリニック」の求人を多く見かけます。「クリニック」とひとことで言っても内科・外科・整形外科…と、色々な診療科が存在します。
それぞれ特色がありますが、整形外科の経験がないと専門的な印象から働けるかな？と不安になるかもしれません。
そんな時は、お仕事を受ける前に自分のスキルや職場環境など、確認してもらってから応募するのも手段のひとつ。
一般的なクリニックの流れは「こちらの記事」を参照ください。ここでは、整形外科クリニックバイトのイメージができるよう解説します。
整形外科クリニックとは
整形外科は運動器の疾患を扱う診療科です。骨・関節・筋肉・神経で起こった疾患や外傷を診察・検査・治療を行います。保存療法と手術療法があり、クリニックでは手術療法は行いませんが簡単な傷の縫合などは対応しています。
整形外科の対象患者
小児～高齢者まで幅広い年代の患者さんが来院します。部活中の怪我、転倒、慢性的な関節痛・腰痛など、定期的に通院している患者さんなど様々。
比較的元気な方が多く活気ある雰囲気です。定期的に通院している方が大きな声で話していたり、気軽に質問している姿もよく見かけます。
整形外科クリニック業務
診察介助
診察時の体位保持・処置時の物品準備や介助など
医師による処置を介助
準備・介助・片付けと医師の作業が滞りなく行えるようにサポート。シーネやギプス固定をするときの患部の保持など。
レントゲンの撮影の介助
自力での動作が困難な場合は、レントゲン室までの移動・セッティングまでの介助などを行います。
痛み止めや抗生物質などの点滴
医師の指示に従い施行する。
消耗品などの物品の補充
ガーゼ・注射器・針・消毒など消耗品を補充することは単発バイトでも出来るので率先して行うと良いかと思います。（常勤看護師に声掛けはしましょう）
診察室の準備・掃除・片付け
簡単なカルテ操作・記録
各医療機関のやり方があるので、指示に従って記録を残します。電子カルテや紙カルテを併用しているなどそれぞれクリニックの指示にしたがって記録します。
注射・ワクチン接種。
季節によってインフルエンザのワクチンなどを接種もお願いされるかもしれません。皮下注射は病棟で扱う機会が少ないので、急に言われるとびっくりしてしまうかも。念のため心構えをしておきましょう。
※派遣会社に確認するとクリニックに聞いてくれます
自費診療の注射を扱っているクリニックも多く、指示があれば看護師が施行することもあります。
・プラセンタ
・にんにく注射
・白玉点滴 など
※皮下注射か筋肉注射あり
アルバイトに行く前にクリニックのホームページをのぞいておくと、どんな治療を行っているか分かります。自費診療がある整形外科であれば、筋肉注射や皮下注射もやるかもしれないなぁ、などとイメージすると心の準備ができます。
何かと忙しいのがクリニックです。できるだけテキパキ作業をこなしていきましょう。
お仕事を受ける前に確認しておくと良いこと
たとえば、採血・点滴・注射のスキルは必須となりますが「ちょっと自信ないなあ」という方もいるかもしれません。だからといって、そのまま諦めてしまうのは勿体ない。
事前に確認してもらうことで難しい場合は断られるし「大丈夫ですよ」と返事がもらえた時は心配なくお仕事を受ける事ができます。
・注射や採血スキルの求められるレベル
・ランチの確認（昼休み）
・作業環境（発熱外来がある場合：防寒や暑さ対策）
・診療内容
クリニックのホームページも見ておくと良いよ
整形外科・看護師バイト：メリット・デメリット
メリット
整形外科では、色々な世代の方と関わることができます。患者さんとの距離が近いので、こちらは人によってはメリットでもありデメリットにも感じます。
整形外科に限らず、クリニックは患者さんと会話する場面が多いので、人と関わる事が好きな方におすすめです。
また、点滴や採血は必須ですが、病院で細くてもろい血管に慣れている人からすると血管が見えやすく弾力がある方が多いと感じるでしょう。そのため「採血や点滴は出来るけど得意でもない」という方でも挑戦しやすいかもしれません。
基本的には医師の指示に従った処置を行うため、淡々と業務をこなすことが可能。しかし、クリニックは忙しいわりにスタッフの人数が限られているので、手が空いた時は看護師業務以外の事も率先して行うと喜ばれるでしょう。
デメリット
クリニック特有の昼休みが長いという部分ですが、単発バイトの立場で考えると個人的にはデメリットに感じてしまいます。
近所に住んでいて一時的に自宅に帰れる環境があったり、ルーティンが出来上がり時間を上手に使える場合は問題ない。しかし、単発バイトでは遠くから足を運ぶ方も多いと思います。
すると、拘束時間（帰宅までの時間）が長くなるのにお給料が発生しない時間が真ん中に２時間以上もあることが勿体ないと思ってしまう。クリニックは昼ピッタリに患者さんが途切れるわけではないので、午前診療と午後診療の間が長く設定しておく方がスムーズなので仕方がないのです。
ある日のクリニックバイトの話
私が行ったクリニックでは、お昼の時間でスッキリ業務が終わってしまいました。お昼は一旦鍵を締めるため、午後の診療まで外に出なくてはいけません。時間をつぶす場所を探して駅周辺をグルグル回り、なかなか落ち着いて休めなかった経験があります
クリニックは半日勤務が好きです。
整形外科クリニックバイト持ち物
ナース服（場所により色やスクラブ・白衣等指定があることも）
ナースシューズ
駆血帯（現地で借りても良いが、自分の物で慣れている方が良ければ持参）
メモ・筆記用具
お昼の情報確認
整形外科クリニックの看護師単発バイト：給料相場
個人的な印象ですが、ムラはあるのですが時給2000円以上の高めな場所が多い気がします。
整形外科クリニックの単発求人を探す
MCナ―ス
クリニックに絞って検索できるが診療科は未記載のため問い合わせないと分かりません。
最寄り駅・時間・時給のみで探してから問い合わせるシステム。整形外科クリニックに絞りたい場合は、担当に依頼すれば回答をくれるがメールでは時間がかかるので、電話がおすすめです。しかし、電話しても担当がいない場合は担当がいる時間での対応となります。
MRT
検索画面に診療科も記載があるため、探しやすい。
詳細をクリックすれば、どのような患者様が多いのかが書かれていたり、持ち物も書いてあるので、エントリー前に把握できる情報が多い。
また、必要スキルや応募条件が記載されていることもあるので、問い合わせる前に条件から外れているかどうかもわかりやすく要領よくお応募が出来る。
応募や問い合わせに対する返信も早い。
ナイチンゲール
一斉メールで一覧になって送られてきます。1行に情報が詰めて書かれているので意外と見やすい。
ナイチンゲール公式サイト検索ページから単発案件の検索もできます。
ナースパワー
就職前提・長期勤務前提でお試し単発勤務をしてみたいというときは、担当が相談に乗ってくれます。その医療機関で単発勤務の募集があるかどうか、単発勤務の募集はしていなかった場合でも医療機関に聞いてくれることもあります。Ｗｅｂの求人検索では単発バイトは探せないのですが、柔軟な対応を取ってくれるので頼りにしています。
まとめ
クリニックでのアルバイトでは、医師の介助がメインで採血も必須条件になります。整形外科でも、採血や点滴は条件になることがほとんど。単発で1日のみの勤務では、即戦力を求められるのでスキルについては、事前の確認をしておくことが望ましいです。
派遣会社に紹介されて行くことが多いので、案件を受けるときに不安があれば担当に確認してもらうことができます。スキルに不安があるときも、その旨を先方に確認してもらうことができます。それでも先方が分かったうえで来てくださいと言ってくれたのなら安心して勤務に行くことができます。仕事に行ってから「こんなはずじゃなかった」とはなりません。
また、複数回同じ場所に通えるのであれば、業務がパターン化している傾向があり業務は覚えやすい診療科だと思います。
就職する前の下見として、単発バイトで職場環境や人間関係、院長のキャラクターなど内部事情を確認する考えも賢い手段と言えます。
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