看護師が転職するか迷った時の道しるべになる3つの事を解説
短期間で辞めても大丈夫かな
次の職場も合わなかったらどうしよう
辞めたいと思っても、ドラマのようにスパッと気持ちよく辞める事はできませんよね。
重大な決断をするので、後々、後悔しないために考えておくと良い3つの事を紹介
1.辞めたい理由を明確にする
職場への不満を洗い出す
なぜ、辞めたいと思ったのか。
思いつくものすべてを書き出し、可視化してみましょう。
自分の頭の中を見える化してみると、気づいていなかった部分も客観的な目で見る事が出来ます。
病院の経営方針・やり方が合わない
人間関係 (○○さん→なぜ嫌なのか)
残業が多くて家庭との両立が難しい
体調が悪化した→具体的に
過労で辛い
などなど、何でも具体的に書き出して見ると、問題点が詳細に浮き彫りになります。
人間関係について
人間関係の問題は、どこの職場にもつきものです。
苦手な人がいるのは、どんな環境でも多かれ少なかれ同じ。
多少の事は乗り越える必要があり、うまく人間関係を構築していくための社会勉強は必要。
ただし!
度を越えたいじめや、嫌がらせがあったり、
精神的・身体的な健康を害するほどのストレスを感じるのであれば
今すぐ逃げましょう。
プロフィール「遊牧ナース=ジプシーになるまで」
※人間関係が理由で退職した場合でも、転職先に伝える退職理由は他の理由にしましょう(落とされるため)
退職せずにできる改善策を事を考えてみる
上司に相談
上司に相談して解決できるかもしれない問題は、相談してみましょう。
残業・お休み・夜勤回数などの業務の調整については、改善してもらえる可能性があります。
体調不良についても、勤務の調整や、休暇をもらって様子を見てみるというワンクッションを設ける選択もあります。
病棟会で議題にする
業務改善については、病棟会で意見を出してみても良いかもしれません。
私も経験していますが、業務の事は大人の事情も絡んでくることもあり、何も変わらないことが多いです。
しかし、改善するための行動を起こしたかどうかは、辞める決断をした時に「やることはやったけど、ダメだった」という自分の中の後味がスッキリします。
苦手な相手に歩み寄ってみる(無理はしなくて良い)
苦手な人とうまく働くためには、まず、相手が変わることはありません。
自分が歩み寄り、自分が変わるしか方法はありません。
自分が変わって歩み寄る行動は、勇気のいる行動です。
ですが、自分を人間的に大きく成長させてくれてるため、今後の人生が楽しくなるステップととらえましょう。
2.未来を想像してみる
10年後の理想の自分をイメージ
どんな看護師になっていたい?
訪問看護で起業
病院でバリバリベテラン
離島で「コトー診療所」みたいな暮らし
認定看護師になって極める
クリニックで私生活優先
老人ホームでゆるく
派遣で色々やってみたい
旅しながら各地で働きたい
どこで、どんな働き方をして、どんな看護師になっていたいのかメージして、目標を定めてみる。
理想の未来に、今の職場で学ぶことがあるのか考えてみる。
目標とする看護師像に近づくために
行くべき道が見えてくる
転職を考えた時は、良いきっかけになることがあります。
大きな人生の分かれ道に立ち、どんな未来も実現できる可能性があるのです。
どちらに行けばどんな未来が待っているかを想像してみる。
なりたい自分が定まったら、どんな職場を選べば近づけるかを考える。
転職する理由も明確になるので、迷いはなくなる。
または、転職しない理由もはっきりしてくれば、迷わずこのまま頑張れますね。
3.心と体の健康に支障はないか
メンタルの問題
人間関係が悪すぎる場合、身も心もボロボロになってしまいます。
または、寝る時間も確保できないほどの過労で、じわじわ精神的にやられていることもあります。
特に人間関係では、看護師としてだけではなく、人間としての自信までなくしてしまうと、ストレスから心が壊れかねません。
私の場合は、蕁麻疹という形で出て来ましたが人それぞれです。
プロフィール「初めての転職(総合病院・OPE室)」
わけもなく涙が出てくる
眠れない
食欲がない
胃が痛い
味がしない
寝ても寝てもだるい
動悸や息苦しさを感じる時がある
など、通常では起こらない症状が気になり出したらストレスが原因かもしれません。
ストレスから自律神経が乱れ、このような症状が現れます。放置すると適応障害に繋がることもあります。
家族・友人に話しを聞いてもらう
職場の上司に相談する
心療科へ行ってみる
人に話すことで心が軽くなり、ガス抜きをすることで心のバランスが保てる場合もあります。
話を聞いてもらう相手がいない場合や、家族や友人には「愚痴みたいで言いたくない」という人は
お手ごろ価格から探せて、気楽に相談できる『ココナラ』を使う事もオススメです。
このイラストは、ココナラでお願いしたよ
ココナラはイラストだけでなく、同じ看護師による相談や、カウンセラーによるカウンセリングもあります。
心療内科に行くことに抵抗があったり、時間が作れない場合は、こちらの方がハードルは低いかもしれません。
誰かに話すことで気持ちが軽くなるのであれば、一度利用してみるのも良いと思います。
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身体的な問題
相談しても対応してもらえない
私の経験、年々悪化した腰痛を例に取ってみます。
夜勤で悪化していたので、夜勤回数を減らしてほしいと何度も上司に相談。
しかし、聞き入れてもらえず、業務不能の状況になり結局退職。
ここまで、頑張ってはいけなかたと、猛烈に後悔しています。
スタッフを人間ではなく、業務を回すコマとしか思っていない上司かどうかを、早く見極める必要がありました。
自分の身は自分しか守れない!!
何より、健康を第一優先に!!
若いうちは若さで乗り切れることも、無理をしたツケは年齢を重ねるたびに大きくなって返ってきます。
その時に後悔しても時間は戻りません。
体調に異変を感じたら
健康に関わる支障が出た場合は、すぐに上司に相談しましょう。
それでも無理する方へ説得された場合は、自分の事しか考えていない上司なので、壊れるまで使われます。
今月だけ、来月までと、少しづつ期間を延ばして無理をさせる場合は、もっと悪質かもしれません。
その場合は、長い目で考えると早急に対応した方が良いです。
退職を検討するか、一旦、療養したいと休職や労災を申告しても良いと思っています。
たとえ、労災や休職が叶わなかった場合でも、働き方を検討せざる得ない状況を作ることができます。
退職は、最終手段としましょう。
まとめ
10年後の未来の自分は、どんな場所で、どんな働き方をしたいですか?
どこに向かって走るのかを明確にすることで、進むべき道筋が見えてきます。
道の途中で軌道修正もあるでしょう。
しかし、向かう目標を作っておくことで、どんな回り道をしても戻ってこれます。
ぶれずに進むことができるのです。
道の途中で仕事を辞めたいと思った時は、考えてみよう!
頭の中を整理することで、どうしたら良いかが見えてきます。
一番大事な事は心と体の健康です!
目標に向かうためには、何より健康がベースにあります。
体や心が壊れる前に対策をします。
改善策が見つからなかった場合は、早めに退職した方が好ましい。
職場には自分がいないと…と思う人も、言われる人もいると思いますが、絶対そこは大丈夫なんです。
組織はどんな状況になっても、自分がいなくても必ず回ります。
まずは、自分を大事にして、大切な時間を有意義に使いましょう。
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